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副作用あります!?人生おたすけ処方本【三宅香帆】
【概要】
怒られた時に読む本、仕事に行きたくない日に読む本など、それぞれの場合におすすめな本が紹介された本です。
【感想】
表紙で気になって手に取ってみたのですが、文体が若くて、そこはちょっと苦手でした。(好きな方はすみません…。)
ただ、作者の方の本の知識量ですとか、感受性の豊かさが感じられる本でした。
自分は女になりたい時に読む本で紹介された太宰治の「女生徒」が一番気になって、次に死にたい時に読む本の「臨死体験」が少し気になるかなと思いました。
※臨死体験の方は怖いもの見たさ的な読みたさなので、読まないかもしれません。臨死体験のドキュメンタリーを宗教と科学の両側の側面から見た本のようです。
読みたい本が分からないけど読書を始めてみたい方とかにはいい本なんじゃないかなと思いました。
何より、この本を読んで、作者さんが好きな本を語るのが楽しそうで生き生きしているので、自分も昔読んで好きだった本をもう一度読み返してみようかなと思いました。
最近は勉強になりそうな本を中心に読んでいたので、娯楽として太宰治さんとか、村上春樹さんとか、好きな本を読み返したいです。