読んだ本まとめブログ

読んだ本について概要•要約と感想を備忘録として残しています。

あやうく一生懸命生きるところだった【ハ•ワン】

あやうく一生懸命生きるところだった

ワン

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こんなひとにおすすめ☞

頑張り屋さんなあなた

最近頑張って働くことや生きることに疲れちゃったあなた

少し休みたいあなた、又は少し休んでいるところのあなた

 

【内容】

会社に勤めながら、イラストレーターもしていた著者が、自分の生き方の方向性に疑問を感じ、「今日から一生懸命生きない」と決めて生きてみたエッセイ本です。

 

【感想】

意訳してる部分もありますが、すごくいいなと思ったところメモです。

 

努力したって、必ず報われるわけではないことを認めれば、憤りが軽くなる。

やる気がないなりに目の前の仕事をこなせばよい。

他に道がないと執着しなくとも、いろんな選択肢がある。

失敗を認め、努力と時間が身を結ばなければ辞める勇気。失敗しても新しいことにチャレンジする勇気が必要。

思い描いた人生が歩めるとは限らないが、自分の人生も悪くないと認めると幸せに感じられる。人生をどう捉えるか。

年を忘れてやりたいことをやってみる。

やりたい仕事は探すものでなく、恋愛のように訪れるもの。

仕事に多くのことを求めすぎない。

夢があるなら叶わなくても挑戦する権利がある。

ないならないなりに暮らす。

未来のためでなく、現在のためにお金を稼ぐ。

自分だけのペース、コースを探すことが大切。

万人に受けるものではなく、自分が好きなものを大切に。

人生に期待しすぎない。

一生懸命生きる(努力)=我慢、辛い人生 より生きる過程を楽しむこと。楽しい時間を過ごすこと。

 

著者は韓国人ですが、日本に住む自分にも刺さる言葉がたくさんあって、暮らす場所は違えど考え方や生き方には同じものがあると思いました。

 

大抵の人は一生懸命生きたいわけじゃないけれど、一生懸命生きないことにも勇気がいると思います。

いざ働きたくないと思っても、じゃあ働かなければ一体どこに進めばいい?と不安はつきないです。

それでも一歩踏み出して、ゆるりと生きている著者には憧れます。

そんな著者だから紡がれる言葉に強さや、魅力があるんだと思いました。

 

読んでいると一生懸命生きている我々も視野が広がって、少し救われるような本でした。

著者のように思いきれるかはわかりませんが、少なくともいつもより少しだけ頑張らないで楽しんで生きようかなと思える本でした。

 

イラストもクスッとしちゃうようなイラストで、イラストも文も書けるのってすごいな〜と思いました。