変な家【雨穴】
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【感想】※ネタバレあり
おかしな部分のある『変な家』の設計図を見ながら、オカルトライターの筆者(という設定)と、設計士の栗原さん、関係者がなぜこのような設計の家ができたのかを推理していく話です。
推理小説と呪い、殺人が混じったような内容で、レポのように話し言葉で進んでいくのが特徴的です。
また、何枚かの設計図が出てきて、見比べながら、モノから何が起こったのかを推理していく、という流れです。
最終的には大昔からの当主の争いや呪術的な習わし、それらに関する原因で起こった殺人や、それらに反発するために起こった殺人のための家だった、という話でした。
話の仕組みが設計図を見ながらというのが斬新な本だったと思いました。