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【概要•要約】
•苦手意識は自分を他人に「決めつけられる」「押し付けられる」「依存される」など自分の領域を他人に侵害され、それをコントロールできないことから生まれる。(相手に落ち度がないのに苦手な場合は自分の心の傷の場合もある)
→苦手な人の言動という「相手の領域」と、それに対する「自分の領域」を分けて、コントロールすることを意識すると苦手とうまく付きあえる!
→苦手を無理に克服しようとせず、苦手は苦手でいいと割り切る。苦手を感じる自分を受け入れる。どんな人にもそれぞれ事情があると思うことで、分からないもの(コントロールできないもの)ではなくなるので、そう思って一旦苦手をスルーする。他人は変わる時にしか変わらない。決めつけてくる人には「あなたはそう思うんだ」と自分の領域に入らせない。
•単に新しいものへ慣れないための一時的な苦手意識の場合は苦手と決めつけずに、様子を見ると慣れることもある。
•苦手と思われない人は相手の「常識」を尊重し、「領域」を侵害しない人。相手にとって意味不明な行動を取らないひと。多くの人に共通の「総論」で人と付き合える人。相手の話を聞き、感情に寄り添える人。
【感想】
水島先生の本が好きで最近、いろいろ読んでいます。
考え方や文章がとても柔らかくいいところも好きで、見習いたいですね^ ^
自分の領域と相手の領域を分けて考える、というのは言葉にすると簡単そうですが、意識してみないと実はなかなかできていなかったりしますよね。
誰かの言動に不安になったり、してくること、してくれないことにいらいらしたりした経験は多くの人にも思い当たるのではないでしょうか。
そんなときにこの本を思い出して、「相手の領域については自分のコントロールの領域ではない」「自分の領域でできることをして、それはそれとして、自分と異なる相手の領域と大切にしよう」と思うようにしています。
最近なんだかちょっと疲れちゃったなぁ〜という方に是非読んでもらいたい一冊です^ ^